2019年3月11日月曜日

BMW X3 F25(CIC)デフォルトECOPROモードのコーディング

BMWのFシリーズから走行モード選択「ドライビング・パフォーマンス・コントロール」が可能になり、F25は「SPORT」「COMFORT」「ECO PRO」が選択できます

デフォルトは「COMFORT」モードで、通常走行では「ECO PRO」に切替えることが多いので、デフォルトを「ECO PRO」に変更するコーデイングを行いました。

因みに「ECO PRO」モードはオートマチックトランスミッションの変速タイミングの他、スロットル開度やエアコン制御なども行っているようで、元々エアコンの効きが良くないので夏場は「COMFORT」にすることが多いです。 

愛車はクリーンディーゼルなので低速トルクがあり、変速タイミングが早くなっても、モタモタ感はそれほどありません。

コーディング

<注意事項> 
・コーディングは、オリジナルの状態に変更を加えるので、ディラーの保証が受けられなくなる可能性があります。 
・また、誤操作などで車両に異常が発生する可能性も有りますので、あくまで自己責任です。 
・当方、趣味の範囲で行っており、手順上の誤りもある可能性があり、サポートなども一切出来ませんのでご了承下さい。



以下、動画の字幕とほぼ同じ内容ですが、手順を記載します。

準備

・コーデイング中にバッテリーが上がらないように充電器から電源供給します。
・エンジンルームから充電用コネクターを車外に設置してあるので、そこに充電ケーブルを接続しています。

接続

・運転席右下のOBD接続口の蓋を開けて、コーディング用ENETケーブルのコネクターを接続します。
・ケーブルの反対側をPCのENETソケットに接続し、車両のキーONにして電源を入れE-SYSを起動します。 動画では、一度接続テストした状態ですので車両電源とE-SYSは起動済です。
・E-SYSメニューバーの「Connect」アイコンをクリックします。暫らくすると「Open Connection」ウインドーが表示されます。
・「TargetSelector」の右端が「F025」の行を選択して、「Connect」ボタンを押下します。
・「Connection established」のメッセージがでれば、接続成功ですので、OKボタンを押下します。

車両情報読込み

・右上の「Vehicle Order」欄の「Read」ボタンを押下して、車両情報を読込みます。
・読込まれたら、「FA」フォルダを右クリックして「Active FA」を選択します。右上の「Vehicle Profile」欄に値が表示されればOKです。
・次に「Read SVT」ボタンを押下します。 読込みが終了すると「SVT」欄に値が表示されます。
・動画では省略していますが、読込んだ「FA」「SVT」はセーブしておきます。

コーディング

・ターゲットモジュールを探します。今回は「ICM」です。
・まず、「ICM」モジュールの右端が「CAFD」の行を選択します。
・選択行を右クリックして「Read Coding Data」を選択します。
・確認画面の「SAVE」ボタンでデータを保存しておいた方が良いです。動画では省略しています。
・読込まれたら、「CAFD」を展開して表示された行を選択、右クリックして「Edit FDL」を選択します。
・「SoftToken PIN」の入力画面が出たらトークンコード(E-SYS導入時に入手)を入力します。
・FDLコードが読込まれると別ウインドウが立上ります。
・「Search for:」の右側にターゲットパラメータの値を入力して「Search」ボタンを押下します。
・「IcmKod_B_InitEco」の「Ausgelesen」の値を右クリックして「Edit」を選択すると選択可能な値が表示されます。
・オリジナルは「nicht_verbaut」になっていますので「verbaut」を選択します。
・コーデイング画面に戻り、変更したFDLをSAVEします。

車両への書込み

・右下の「Code Fdl」ボタンをクリックします。ここで車両に変更したコードを書込みます。
・書込みが終了すると、車両側が再起動されるので立上るまで待ちます。
・再起動後、走行モードが「ECO PRO」になっていることを確認してコーデイング終了です。

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