BMW X3のG01型のクリーンディーゼル車は中古車でも5百万を超える相場でしたが、LCI前なら3百万円台のものがあり、近場の中古車業者2店舗で見積りを取ってみることにしました。
現行のBMW X3は2022年のLCIで、運転支援機能が強化され2眼カメラから3眼カメラになり、一部機能のハンズフリー認証を取得するなど進化していますが、車両前後のデザインが変わりLCI前の方が好みのデザインです。
下取りは1百万以上を想定していたのですが、2店舗とも走行5万Kmを超えると店頭販売はせずにオークションに出品するとのことで、オークション相場での査定となり1百万をかなり下回る見積りでした。
店頭販売する中古車店舗ならもう少し高値になったかも知れませんが、交渉により下取り前提で初期見積りから20万円程の大幅値引の好条件を提示して頂いた店舗の方で悩みながらも契約することにしました。
同じ車種のモデル違いで、エンジン出力も殆ど変わらず変わり映えがしないのが難点ですが、試乗した所、現車で悩まされていた荒れた路面での突き上げや前後のピッチングもかなり解消されており、運転支援機能も充実しており内装も現車に比べ大分高級感があります。
車齢11年ということで、ゴムブッシュ類などの足回りのへたりや水回りなどのエンジン補器類の交換を控えており、かなりの重整備が想定されていたのも車両入替を決断する大きな要因となりました。
ということで、下取りに出すことになった愛車のBMW X3(F25)は契約店舗からオークションに出すため現状復帰(特にiDriveのNBTからCIC)することが条件となり、残暑の中、現状復帰を行いました。
まずは、難関のiDriveのNBTからCICへの現状復帰からです。逆にCICからNBTに換装する場合の参考として大またな手順を下記しますが、詳細は過去に投稿したレトロフィット情報やAndroidモニターの取り付け情報をご参照ください
車両入替(BMW X3 F25→G01)に当たり下取り車両の現状復帰①(NBT→CIC)
①ZGWを元に戻してNBTに配線追加したCAN2配線を撤去し、ループさせていた光通信ケーブルをZGWに接続②12.3インチのAndroidモニターを上方にひいて取り外し、背面のコネクター類を取り外し
③エアコン操作パネル下のカバーを下方向に外して、温度センサーを取り外し
④センターのエアコン吹き出し部を手前に引いて浮かせ、エアコン操作パネルのトルクスネジ4本を取り外し
⑤エアコン操作パネル裏のコネクターを外して、NBTユニットを固定しているトルクスネジ4本を取り外し
⑥NBTユニットを手前に引き出して、背面のコネクターをすべて取り外し
⑦Androidモニターの配線を下側に引き込み、CANエミュレータの割り込みコネクターを含めて取り外し
⑧CICユニットの背面に取り外したコネクターを差し戻して、映像信号ケーブルをモニター側へ配線
⑨CIC用モニターに映像信号ケーブルと、電源、CAN信号のコネクターを接続
⑩E-SYS(コーディングツール)でCICモジュールをアクティベートして動作確認
⑪動作確認OKなら、モニター、ヘッドユニット、エアコン操作パネル、エアコン吹き出し部を元に戻して終了
※動画に映っていませんが、センターコンソールのiDriveコントローラーも換装しており、カバーを外してCAN2配線、コントローラー本体、タッチセンサー制御モジュールを外して、CIC用のコントローラーに戻しています。