2021年12月24日金曜日

BMW X3(F25)OBD検査改定後の2回目ユーザ車検(費用約42千円)

愛車のBMW X3(F25)が車検時期になり、2回目のユーザ車検にトライしました。 点検の記事でも記載しましたが、2021年10月から「OBDの診断結果」の項目が追加されていますので注意が必要です。 「OBDの診断結果」といっても、従来通りメーターパネルに警告灯が点灯していないことを確認すればOKのようです。
自動運転などの制御系の故障がないことを確認するのが目的のようです。 3年後に始まる「OBD検査」の方は、実際にスキャンツールでOBD検査を行うようですが、 その対象車両は国産車が2021年10月以降の新型車。2024年10月から検査開始、 輸入車は2022年10月以降の新型車が対象。2025年10月から検査開始となるので、この車両は対象外となるようです。 

これに伴い、車検検査手数料が一律400円値上がりし、継続検査の持込みの場合、小型車が2100円、普通車が2200円になるようです。 一応、ISTA+で車両診断したところ、NBT換装時に出たFM1とFM2アンテナ断線のエラーが残っていますが、FMラジオは受信可能で走行上の問題はありません。 


ユーザ車検の結果は1回目であっさり合格しました。OBD検査導入前と特に変わったところはありませんでした。 検査コース内での運転操作ミスによる、有責賠償事故が多発しているようで「継続検査の案内」を頂きました。「ユーザ車検です」と伝えるとガイドの方に付き添って頂けました。 恐らくメータテスト等でローラの上にタイヤを乗せるので接触が上手くいかず、車両が暴走してしまうのではないかと思われます。検査手数料が変わることの無いので、遠慮なく申し出た方が良いと思います

掛った費用 

・自賠責保険:20010円(前回25830円より大分安くなっていました) 
・重量税:  20000円(印紙、前回と変わらずクリーンディーゼル車で減免あり) 
・検査登録: 400円(印紙) ・審査: 1800円(証紙、前回1400円 OBD検査に伴う値上げ)
     合計: 42210円(前回46010円) 

この車両は重量税が減免されている事もあり費用は約42千円で済みました。前回46千円だったのですが、自賠責保険料が大分安くなり、 帰路差額でクリスマス用チキンとスパークプラグワインを購入しました。帰宅後、ステッカーを車のフロントウインドウに貼っておきました。めでたしめでたし。 

 ディーラにお願いすると交換部品等無しでも15万円程度しますので、10万円以上の節約になります。 別の車両で民間車検場の立会車検をしたことがあるのですが、下回り特にブレーキ関係の目視点検・清掃が中心でしたので、 タイヤ交換の時にDIYで行える範囲ですので、ユーザ車検でも全く問題ないと思います。 

ユーザ車検に必要な書類や手順は1回目にも記事にしておりますが、以下の通りです。車検場によって違う部分が有るかと思いますが、ご参考になれば幸いです。
   

BMW X3(F25)OBD検査改定後の2回目ユーザ車検(費用約42千円)



用意する物 

事前に用意する書類は以下の4種類です。 
・自動車検査証 
・自動車税納税証明書(登録自動車は提示の省略が可能) 
・点検整備記録簿 
・自賠責保険(共済)証明書 

そして、ネットで管轄の車検場に車検予約(継続)をしておきます。 


自賠責保険 

車検場近くの行政書士の事務所等で自賠責保険の更新をします。 用意した書類を渡して「自賠責お願いします」と言うだけです。待ち時間も短く2、3分で終わりましたので車検前でも十分間に合います。 

車検受付 

車検場事務所のユーザ車検の受付け窓口で更新した自賠責保険と用意した書類を渡しで確認していただきます。 以下の書類を渡されますので、車検証などを見ながら記入して、再度窓口へ提出します。 

・自動車重量税納付書 
・継続検査申請書(3号様式) 
・自動車検査票
・手数料納付書 

印紙、証紙を別の窓口で購入して再度窓口に提出します。重量税は印紙窓口で確認していただけます。 ユーザ車検である旨伝えると、ガイダンスビデオを見て検査ラインを見学してから検査場に行くように言われました。 

検査 

ホイールボルト(ナット)の確認があるので、ホイールキャップ付きの場合はキャップを外しておきます。 いよいよ検査です。検査ラインに入る前に外観やライト類、ウオッツシャー液、ワイパー、ホーン等の検査があります。 係員の方の指示に従って操作して確認していきます。ボンネット開けての確認はありましたが、今回も発煙筒の確認はありませんでした。 

・排気ガス検査  
 検査ラインに入ると始めに排気ガス検査ですがこの装置はガソリン車用です。この車両はディーゼル車なので係員の方が別の機器で確認していました。ガソリン車の場合は自分で検査機器をマフラーの中に入れて暫らくすると検査モニターに検査結果が表示されるようです。 
・スピードメータ、ヘッドライト(光軸)、フットブレーキ、サイドブレーキ検査  
 係員の指示に従ってマルチ検査装置に車体を進めます。検査モニターの表示に従い操作して検査を受けます。 最初にアクセルを開けて、40kmで安定した所でハイビームを点灯するのですが、何故か20km以上に上がらずやり直しました。
・下回り、サイドスリップ検査 
 検査員が車体の下を確認するため、検査用の穴の開いた所に車体を進めます。モニターの指示に従い操作します。 サイドスリップ検査で車体を揺さぶられます。ここはあっという間に検査が終わりました。 

検査終了後、検査票を記録用機器に入れて検査結果を印刷て出口近くの窓口に検査票と用意した書類全てを提出します。 検査ラインに入ってから15分程度で検査終了です。 NGがあった場合はNGか所を車検場近くの整備工場で観ていただき再度検査になります。検査費用は当日中のみ有効なので、 1日当たり4ラウンドありますので、当日中に再検査できるように早めの時間に予約した方が良いです。 

車検終了 

検査結果を記入された書類一式を受付に提出して、新し車検証とステッカーをいただき検査終了です。 検査中に車検証を用意しているようでここでも待ち時間は殆どありませんでした。

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2021年12月22日水曜日

キャロウエイ「APEX UW」USモデルをDIYでリシャフト

コロナ禍も収まっている状況でゴルフのラウンドを増やしています。最近のゴルフの悩みはコースでフェアウエーウッドが当たらなくなったことです。 練習場ではマットの滑りがあるためか打てるのですが、コースでは俗にいう頭を叩くショットが多くチョロすることが多く、ボール位置を変えたりしても上手く行きません。 

飛距離の欲しいフェアウエーウッドの場合、特に力みで上体が浮いてしまうのが原因と分かっていても、いざコースに出るとなかなか修正できません。 ユーティリティはシャフト長さが短い分、アイアンに近いイメージで打てるので、フェアウエーウッドは封印している状態でした。 

キャロウエイからフェアウエーウッドとユーティリティの中間的な「APEX UW」というクラブが発売され藁をもつかむ心境で衝動買いしてしまいました。 結構人気があるようで、再入荷通知が来てあっという間に売り切れになっていました。フェアウエーウッドに悩むゴルファーが多いということのようです。 

日本発売は来年1月と発表があったようですが、待ちきれずにロフト角19度のUSモデルを購入したため、シャフトが「PROJECT X HZRDUS SMOKE BLACK RDX」の70g台、固さSです。 Sシャフトの振動数288cpmと固めで、振った感触は数値以上に固く打ちにくかったため、早速にリシャフトすることにしました。 
370Tipのユーティリティシャフトと思っていたのですが、念の為、装着シャフトのチップ径を測ったところ8.5mm(335Tip)でした。 フェアウエーウッド用シャフトでも良いのですが、慣れていて振り心地の良いTourADのPT7(S)の7Wに装着されていた中古品をヤフオクで約5千円で入手しました。 

ドライバーのシャフトが60g台なので、41.5インチですので、重量フローを考慮して5Wと同じ70g台にしました。因みに日本仕様のシャフトは55gのようです。 球を拾いやすくするため、チップカットせずにバット側をカットしてバランスD1位に調整しました。長さはオリジナルより5mm位短くなりましたので41.25インチ程度です。 

練習場で打ってみた感想としては、中弾道の強い球でナイスショットで簡易計測器のレンジボールでキャリー195ヤード、ミスしても180yd以上飛んでいたので5Wに代わりになりそうです。 もう少し高い弾道をイメージしていたのですが、スピン量が少ないためかユーティリティと同じような高さで前に進んでいく感じです。 

5Wよりシャフトが約1インチ短いためか、ミート率が断然良くなりロングホールのセカンドショットなどで安定して飛距離を稼げそうです。 打ち上げホールなどで高さが欲しい場合のため、暫らく3Wを抜いて5Wも併用してコースで使用する予定です。
 

キャロウエイ「APEX UW」USモデルをDIYでリシャフト



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2021年12月17日金曜日

BMW X3(F25)ブレーキフルード交換他、ユーザ車検前24か月点検(後編)

愛車のBMW X3(F25)が車検時期になり、先日、オイル交換後にエンジンルーム、室内、OBD他の車検前24か月点検を行いました。 今回は、冬タイヤ交換と合わせて、ブレーキフルード交換と24か月点検の残り足回り関係の点検です。 

ブレーキフルードは吸湿性が高く、メーカが2年毎の交換推奨しており車検毎に交換しています。ブレーキフルードはそれ程高価なものでもないので純正品を使用しました。 交換方法はエア抜きと同じで1人で交換する場合はワンマンブリーダを使用して古いブレーキフルードを排出して、新しいフルードに入れ替えます。 

足回りの点検は全て異常なしです。ブレーキディスクの厚さをチェックした所、フロントの厚さがミニマム26mmの所、26,7mmと使用限界に近く次回点検で要確認です。 エアーガンで清掃後、ゴム製部品の劣化防止のため、ラバープロテクタントを塗布しておきます。破れ安いブーツ類は特に念入りに塗布しておきました。 

点検項目にない発煙筒の使用期限の確認を行った所、2023年7月までとなっていたので今回は交換しなくて大丈夫です。 因みに発煙筒の使用期限は車検時にチェックされることがあるようで、確認しておいたほうが良いです。

最後に日常点検を行い特に灯火類の点灯確認を行いました。 24か月点検記録簿に点検結果を記録後、サービスリマインダーのリセットをして全て終了です。 車検予約も済ませましたので、当日、灯火類の最終確認して車検に臨みます。新設されたOBD点検項目の件などユーザ車検の結果は別途記事にする予定です。 

BMW X3(F25)ブレーキフルード交換他、ユーザ車検前24か月点検(後編)



足廻り点検

・かじ取り車輪
  ホイール・アライメント→問題なしとしてチェック(車検NGの場合は対応)
・ショック・アブソーバー
  損傷、オイルの漏れ→目視点検。異常無し
 ・サスペンション
  取付部、連結部の緩み、がた、損傷→異常無し
・ブレーキ・ディスク、ドラム
  ディスクとパッドのすき間、他→目視点検問題なし。
・ブレーキのマスタ・シリンダ、ホイール・シリンダ、ディスク、キャリパ
  マスタ・シリンダの液漏れ、他→目視点検問題なし。
・ホイール
  タイヤの空気圧→タイヤ交換時に調整済。
  タイヤの亀裂、損傷  タイヤの溝、異常な摩耗→目視点検問題なし。
  ナット・ボルトの緩み→冬タイヤ交換時にトルクレンチで確認済。
  フロント・ホイール・ベアリングのがた→異常なし。
  リヤ・ホイール・ベアリングのがた→異常なし。

下廻り点検

・エンジンオイル
  漏れ→目視点検異常なし。
・ステアリングギアボックス
  取付部の緩み→問題なし。
・ステアリングのロッド、アーム類
  緩み、がた、損傷、他→問題なし。
・トランスミッション・トランスファー
  オイルの漏れ、量→問題なし。
・プロペラシャフト、ドライブシャフト
  連結部の緩み、他→問題なし。
・デファレンシャル  オイルの漏れ、他→異常なし。
・ブレーキ・ホース、パイプ  漏れ、損傷、取付状態→目視点検異常なし。
・エキゾーストパイプ、マフラ  取付の緩み、損傷、腐食、他→問題なし。

外廻り点検

・フレーム、ボデー  緩み、損傷→問題なし。

日常点検

・ブレーキの液量→ブレーキフルード交換、他問題なし
・バッテリーの液量→問題なし。2018年7月に交換済。
・冷却水の量→リザーバタンクの冷却水MINレベルのためMAXレベルまで補給
・エンジンオイルの量→交換済。問題なし。
・エンジンのかかり具合、異音→問題なし。
・低速、加速の状態→問題なし。
・灯火装置、方向指示器の作動、汚れ、損傷→問題なし。
・ウインドウオッツシャーの液量、噴射状態→問題なし。ウオッツシャー液補充済。
・ワイパーの払拭状態→問題なし。交換済。

その他

・タイヤの溝の深さ→4輪とも5mm以上で問題なし。
・ブレーキ・パッド、ライニングの厚さ→4輪とも5mm以上で問題なし。

サービスリマインダーのリセット

 


2年前の車検時にリセットした別動画です。同じ方法でブレーキフルード交換と合わせて点検時期をリセットしました。

2021年12月10日金曜日

BMW X3(F25)クーラントブースター添加他、ユーザ車検前24か月点検(前編)

早いもので、愛車のBMW X3(F25)が車検時期になり、コロナ禍で走行距離少なくどこも不具合はないので2回目のユーザ車検にトライです。保証は切れていますので自分で修理できない故障の場合のみディラーに依頼することにしていますが、この4年間でディラーにお世話になったのはリコール対応のみです。

先日、オイル交換後にエンジンルーム、室内、OBD他の車検前24か月点検を行いました。冷却水は4年間無交換ですが、汚れ濁りなどはなくリザーバタンクのキャップ交換後は減りも無くなり問題なしですが、一応クーラントブースターを添加しておきました。
クーラントブースターの容量が300mlですので、先にリザーバタンクから300ml冷却水を抜き取ってから添加後、水温計が上がるまで、暫らくアイドリングしました。

その他の点検項目、全て問題なしです。ユーザ車検というとハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、点検項目は12か月点検と大きく変わらないです。足回り点検はジャッキアップが必要ですが、タイヤ交換をDIYで行う方は、ブレーキ廻りを気を付ければ、ついでに点検項目ばかりです。

エンジンルーム点検のついでに、ゴム製部品の劣化防止のため「ラバープロテクタント」を塗布しておきました。1番大きなベルトプーリの軸まわりの緩衝材が劣化しやすいようですのでタップリ塗布しておきました。冷却水のパイプ関係も熱で劣化しますが、まだ柔軟性もあり問題なさそうです。
分解整備記録簿(2年点検点検用整備記録簿写)です。ネットでもダウンロード可能です。2021年10月から「OBDの診断結果」の項目が追加されていますので注意が必要です。 「OBDの診断結果」といっても、従来通りメーターパネルに警告灯が点灯していないことを確認すればOKのようです。

自動運転などの制御系の故障がないことを確認するのが目的のようです。 3年後に始まる「OBD検査」の方は、実際にスキャンツールでOBD検査を行うようですが、その対象車両は国産車が2021年10月以降の新型車。2024年10月から検査開始、 輸入車は2022年10月以降の新型車が対象。2025年10月から検査開始となるので、この車両は対象外となるようです。 

これに伴い、車検検査手数料が一律400円値上がりし、継続検査の持込みの場合、小型車が2100円、普通車が2200円になるようです。 一応、ISTA+で車両診断したところ、NBT換装時に出たFM1とFM2アンテナ断線のエラーが残っていますが、FMラジオは受信可能で走行上の問題はありません。 

BMW X3(F25)クーラントブースター添加他、ユーザ車検前24か月点検(前編)





動画は、クーラントブースター添加の様子を中心に撮影したものです。その他の点検項目は目視・触手点検で問題なしです。 

エンジンルーム点検

・パワーステアリング
  ベルトの緩み・損傷、他→対象外(電動パワステのためベルト無し)
・点火装置
  スパークプラグの状態、他→対象外(ディーゼル車でプラグ無し) 
・バッテリ、電気配線
  ターミナル部の緩み、腐食による接続不良→目視点検。異常無し
  電気配線の接続部の緩み、損傷→目視点検。異常無し
・エンジン
  排気ガスの色→目視点検。異常無し
  CO、HCの濃度→対象外(ディーゼル車)
  エア・クリーナ・エレメントの汚れ、詰まり、損傷→目視点検。異常無し
・冷却装置
  ファンベルトの緩み、損傷→異常なし。
  冷却水の漏れ→異常無し。クーラントブースターを添加
・燃料装置
  燃料の漏れ→異常なし
・公害散防止装置等
  この点検項目は問題なしとしてチェック(車検NGの場合は対応)
・排気ガスの状態
  エキゾーストやターボ回りからの排気ガス漏れなし。マフラーからの排気ガスも異常なし。
・オイル漏れ
  エンジン、ミッション回りの目視点検。異常なし
・冷却装置
 ファンベルトの緩み・損傷→電動ファンのため対象外。
 冷却水の漏れ→異常なし。クーラントブースターを添加。

室内点検


・ハンドル
  操作具合・遊び、がた→異常なし
・ブレーキペダル
  遊び、踏み込んだ時の床とのすき間→問題なし。
  効き具合→問題なし。(異常があれば走行時に気づく)
・パーキングブレーキ
  引きしろ→対象外電動のため
  効き具合→問題なし。
・クラッチ・ペダル
  遊び・切れた時のすき間→対象外(オートマ車のため)

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2021年12月8日水曜日

BMW X3(F25)20D 上抜きでオイル交換してみた

車検が近づいた愛車BMW X3(F25)20D(クリーンディーゼル)のエンジンオイル交換をDIYで行いました。コロナ禍で前回のオイル交換から約3000Kmしか走行していのでと、同じオイルを使用するため、今回は上抜きで交換してみました。オイルフィルターの交換は無しです。

この車両を含め、BMWのオイルレベルは車載モニターで確認するようになっており、オイルレベルゲージは無いと思い込んでいたのですが、前回オイルフィルター交換時にゲージを見つけ、ネットで確認した所、上抜き交換している方もいるようですので確認含めてDIYで行いました。5L強とフィルター交換なしのほぼ規定量抜け、下抜きよりも断然楽でした。
走行5万Kmを超えたので、試しにディーゼル用オイル添加剤を使用してみました。使用したのは  「KURE(呉工業) オイルシステム ディーゼル車用 (400ml) エンジンオイル添加剤」で
です。添加後アイドリングでは変化は感じませんでした。

使用したオイルはカストロールのC3 0W-30のもので、約2年前に業者からオークションで入手しました。メーカ推奨オイルはBMW-LL04(5W-30)ですが、純正以外のカストロールではこのオイルが該当するようです。保管期間が長いですが推奨交換サイクル2年のロングライフオイルですので大丈夫だと思います。

純正オイルもAmazonで入手可能ですがLL04で約2500円/Lで5Lだと12500円と非常に高価です。因みにディラーで交換すると2万円以上です。20Lで確か13000円位でしたので1L缶換算で650円と純正オイルの約1/4です。

問題は20L缶での保管ですが、購入から約2年で、今回ほぼ使い切りました。あまり長期間の保管は避けた方が良さそうですので嫁のVWポロ(6R)にも使用しました。 年1回、2台のオイル交換で2年保管ですので、ロングライフオイルの交換サイクルも2年ですので大丈夫だと思います

用意したもの

・オイル

カストロール C3 0W-30(20L)。オイルフィルター交換時の使用量は約5Lです。 市販されていないので、ご参考にBMW-LL04適合のSUNOCOとValvolineのオイルをスポンサーリンクに貼っておきます。

・ディーゼル用オイル添加剤

使用したのは  「KURE(呉工業) オイルシステム ディーゼル車用 (400ml) エンジンオイル添加剤」でです。

オイル添加剤の製品説明(出所:Amazonの製品説明)

オイル油膜を強化し、耐荷重作用でエンジンを保護。
内部の摩擦を低減し、走行性能を向上。煤やスラッジの堆積を抑え清浄化。
また、エンジン全体の密閉性を向上させ、エンジン性能を回復。

・オイルジョッキ

5L位入るもののほうが作業効率は良さそうですが、手元にあった2Lの小型のものを使用しました。

・オイルチェンジャー

嫁のポロのオイル交換の時に入手した手動式のオイルチェンジャーでオイルレベルゲージの穴からオイルを上抜きするために使用します。因みのこの車両はオイルレベルゲージはオイルフィルター近くの車内側にありました。

・廃油箱

オイルを吸着して一般ゴミに出せる廃油箱です。廃油約5Lですが大き目の6.5Lのものにしました。

・その他

エンジンクリーナー、キッチンペーパ、ゴム手袋など


BMW X3(F25)20D 上抜きでオイル交換してみた




・オイルが抜け易くなるようにオイルキャップを外しておきます。
・オイルレベルゲージを抜いて、オイルポンプの排出用チューブをオイルレベルゲージの長さプラスアルファ差込みます。
・オイルポンプのレバーを上下して古いオイルの排出を待ちます。
・レベルゲージ廻りをエンジンクリーナーで掃除しておきます。
・新しいオイルをジョッキに移します。零れないようにポンプを使いました。
・新しいオイルを注入します。2Lジョッキで添加剤0,4L分を考慮して約4.5L入れました。
・オイル添加剤がを注入して、オイルキャップを締めてから、5分程度アイドリング。
・アイドリング停止後、暫らくしてからオイルレベルを確認します。MINとMAXの間なのでOKです。オイルレベルゲージでも確認しましたが、規定量の中間程度でした。

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2021年12月3日金曜日

DSP内蔵?12.3インチAndroidモニター(DSP機能編)

先日、愛車のBMW X3(F25)に導入したDSP内蔵?12.3インチAndroidモニターのDSP機能検証をしてみましたので、取り急ぎ記事にします。 結果から先に申し上げると、使い方の問題かも知れませんが、期待していたDSPイコライザー調整が機能しないようです。
音を聞いた状態で、イコライザー調整しても変化を感じなかったので、ホライトノイズを使用して、簡易スペクトラム測定可能なスマホアプリを使用してみました。 車両のイコライザー(低音、高音のみ調整可能)をフラットにした状態で、室内センター付近でホワイトノイズのスペクトラムを計測しました。 

200Hz付近に山があり、500Hz上付近に谷がありますが1K以上は、ほぼフラットで15Khz付近から減衰していましたす。 1Khz以上がほぼフラットなのは増設したツイータの効果と思われます。ソフトドームツイータのため20Khz付近の超高音域はでていないのも納得できます。 

AndroidモニターのDSPアプリのイコライザーで、山谷部分を調整してみましたが、スペクトラムにほぼ変化はないようです。 試しにコーデイングで、HU_NBT(純正ヘッドユニット)の「AUDIO_SYSTEM」パラメータを”streo”から"hIfi"や"tophifi"に変更してみましたが、イコライザー調整は効いていないようです。 

試すことは出来ないですが恐らく、この製品も工場オプションのDSP付きアンプが前提となっているのではないかと推測されます。 DSPチップやADC、DACが内蔵されていて、純正ヘッドユニットのアンプの音質調整が出来ることを想定したのですが、期待外れだったようです。 

残念ながら、AliExpressでの製品説明の「DSP内蔵」やユーザレビューの「音が良くなった」などの情報を頼りに製品選択した自己責任ということになります。ただし、モニター画面の大型化、無線CarPlay、ネット接続により数多くのAndroidアプリが使用できる他のメリットは大きく、暫く使用してみて再度レビューしたいと思います。

音質に関しても、コーデイングした”tophifi”の他、「AUDIO_SYSTEM_VAR」パラメータを"4"にした所、低音が効いたメリハリのある音になり、より好みに近くなりました。
簡易スペクトラム計測の結果も、それほど山谷が大きくないことが確認できました。Androidモニターのソフトウエア更新時に再度、DSP機能も確認してみたいと思います。


DSP内蔵?12.3インチAndroidモニター(DSP機能編)



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DSP内蔵12.3インチAndroidモニター(取付編)

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2021年12月2日木曜日

DSP内蔵12.3インチAndroidモニター(取付編)

先日、愛車のBMW X3(F25)にDSP内蔵12.3インチAndroidモニターを導入しましたので、その取付け方法を説明します。この手のAndroidモニターは取付け説明書や取扱い説明書などは一切同梱されていないことが多く、車種によって異なる部分はありますが、ご参考になれば幸いです。

①純正ナビユニットの取外し 

・エアコン操作パネル下のカバーを内張剥がしで浮かせて、温度センサーを外してカバーを取外します。
・同様にエアコン操作パネル上の吹き出し口付近を内張剥がしでこじって浮かせます。 
・トルクスネジ(T20)でエアコン操作パネル上下左右4か所のネジを外してエアコン操作パネル裏側のコネクターを外して操作パネルを取外します。 
・ナビユニットが見えるようになるので、上下左右4か所のトルクスネジ(T20)を外して、ナビユニットを手前に引きだします。 
・純正ナビのモニターは下側2か所のネジを外して、下側を浮かせるようにして手前に引き出して背面のコネクターを外して取外します。 

②Androidモニターにアンチグレア保護フィルム、隙間テープ加工

・このAndroidモニターはアンチグレア加工されていないようなので、市販のアンチグレア保護フィルムを施工しました。
・モニターのサイズに合わせて、保護フィルムをカットします。
・気泡残り防止のため、中性洗剤を希釈した水をモニターとフィルムに吹きかけてからフィルムを張って、気泡をヘラで押し出しました。
※モニター内部に水が入らないように注意する必要があります。フィルム張り付け後、速やかに水分を拭き取りました。
・ついでに、家の内窓に使用して残っていた隙間テープを振動防止のために、モニター下側と背面のダッシュボードに当たる部分に張り付けておきました。

③Androidモニターの配線接続 

・ナビユニット背面のクワッドロックコネクターのロックレバーを浮かせてコネクターを外します。 
・Androidモニターの配線を車体側のクワッドロックとナビユニットのクワッドロックの間に割り込ませるようにして接続します。 
MOST光ケーブルはナビユニットに接続したクワッドロックのコネクターに移植する必要があります。爪1か所を浮かせるようにすれば外せます。 
・割り込ませたAndroidモニターの配線のモニター側コネクターをナビユニット裏側を通して、モニター取付け位置まで引き回します。 
・Androidモニター付属の取付けブラケットを純正ナビのモニター取外しと逆の手順で取付ます。 
・Androidモニター付属の4Gアンテナ、GPSアンテナ、取り廻した配線のコネクター、USBケーブルのコネクターをブラケットの穴を通してモニターに接続します。 
・ブラケットの爪とAndroidモニター背面の爪を嵌め合わせて、上から押し込むようにして取付けます。 
・この状態で車体のACCをオンにして動作OKなら、取外しと逆の手順でナビユニット、エアコン操作パネルを基に戻します。 
※取付配線のクワッドロックコネクターをナビユニット裏側の左右のスペースに逃がすようにしてナビユニットが元の位置に戻るようにします。 

設定編で説明した設定の他、WIFI接続設定、Bluetooth接続、Googleアカウント設定、アプリインストール、アプリアカウント設定等を行い、動作確認を行います。 1通り動作OKでしたが、肝心の内蔵DSPの動作が不安定で、イコライザー効果も怪しい感じです。暫らく走行して問題がないかなど、別途記事にしたいと思います。


DSP内蔵12.3インチAndroidモニター(取付編)



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2021年12月1日水曜日

DSP内蔵12.3インチAndroidモニター(設定編)

先日、愛車のBMW X3(F25)に格安ツイータを増設して純正オーディオの音質が劇的に良くなりました。 やはり、癖のないソフトドームツイータを選択したのは正解で、自然な高音の伸びや打楽器の打撃音のキレが良くなり好みの音に近いです。 

純正標準オーディオの調整機能は高音、低音の調整と、前後左右の音場調整のみで恐らくアナログでの調整機能だと思われます。 コーデイングで工場オプションのハーマン・カードン(harman/kardon)を設定してみたところ、DSP付きアンプが外付けになっているようで音が出なくなりました。 

そこで、音質改善方法としてDSP(digital signal processor)でのイコライジングや音場の調整が効果的とのことで、DSP内蔵12.3インチAndroidモニターを導入してみました。 DSP機能以外の導入メリットとして、8.8インチの標準モニターが12.3インチと大型になり画面が見やすくなり、Android端末として多くのアプリが使用可能になります。
NBT換装前にも約3年間CIC用Androidナビを米国から入手して使用しており、特に不具合はなかったことから今回はより安価で入手可能なAliExpressで探してみました。 AliExpressでは多くのAndroidナビが販売されており、BMW X3(F25)用12.3インチでDSP内蔵という条件では2種類程あるようです。 

オリジナルDSPが前提のものは他にもあり、内蔵DSPとの違いが製品説明では良く分かりませんでしたが、ユーザ評価で音が良くなったとのコメントがあったものを入手しました。 価格は、11/11のセール価格で5万円弱とAliExpressでの買い物としては最高価格で、一抹の不安はありましたがAndroidナビの使用経験もあり思い切って購入しました。 

約2週間で製品が到着し、開封確認して車両に接続して動作確認しました。例によって取付けや取扱い説明書などは一切、同封されていませんでした。 設定を試行錯誤で試して日本語対応はOKでしたが、①オリジナル画面の表示ズレ、②音声が出ない、③DSP機能が見当たらない、という3つの問題があり、工場設定画面を確認しました。 

通常、BMW用Androidナビの工場設定パスワードは”1314”ですが、このパスワードではエラーとなり、販売元に問い合わせてみたところ、他の3つのパスワードを試すよう回答があました。 他の3つのパスワードもエラーとなり、再度問合せするも技術者に確認するとのことで埒が明きません

覚悟はしていましたがサポートは製品知識もなく、まったく期待できません。 サポートのやりとりは英語で、こちらの質問に対してまともな回答は得られず非常にイラつき、返品をちらつかせましたが分けの分からない回答でまったくダメダメです。 

しかたなく、ネット情報をもとに他のパスワードを試していたところ、”8888”で工場設定画面を開くことが出来、以下の設定を行うことで3つの問題は解決しました。 

設定内容 

①オリジナル画面ズレ:工場設定画面→車種の選択→ホストシステム←NBT、ディスプレイのサイズ→10.25→OKで再起動

②音が出ない:音源自動切替をOFFにして、オリジナル画面でマルチメディア→外部入力→AUX入力に切替 (工場設定画面で「現車システムのAUXボタン位置」で自動切換え?)

③DSP機能が見当たらない:工場設定画面→DSPサウンドをサポートしていますか?→ON

※日本語化:ユーザ設定→言語選択→日本語→右端の横線部分をタップしながら1番上に移動 

問題解決すれば、起動に若干時間がかかるものの動作速度のモタツキもなくオリジナル画面が非常に見やすくなり、質感も良く製品自体は問題なしです。 サンプル音源では音質も変わったような気がします。内蔵DSP機能も試してましたが変化があまりないようで、取付けてから再度確認です。


DSP内蔵12.3インチAndroidモニター(設定編)



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