電気料金高騰で、ソーラパネルと蓄電池導入を検討されている方が増えているようで、どの程度、電気代節約になるのか2月分の発電、買電、売電量他を6月に予定されている新電料金プランで確認しましたのでご参考になれば幸いです。
ソーラパネルのみ設置の場合は、日中の発電時の買電量を抑えて、余剰電力を全て売電することになりますが、蓄電池があると日中の余剰電力を蓄電池に貯めて、夕方以降の夜間電力を自己消費することが出来ます。
我が家は4人家族で、電気・ガス併用しているので、オール電化向け料金プランではなく、深夜の電気料金も日中と変わらないため深夜の蓄電池充電は行っていません。
2月5日~3月8日の31日間で、暖房使用(エアコンとガスファンヒーターの併用)のため、1か月の消費電力量は501Kwhと多めで発電量380Kwhですので自給率は約75%です。
売電量は蓄電池導入の効果で、80Kwhに抑えられていますが、消費電力が多めのため、買電量は201Kwhと消費電力量の40%程度ですので、60%を自己消費できた計算になります。
契約している電力料金プランは東電の従量電灯B(40A)プランで、6月に値上げ申請されている新電気料金に換算すると、501Kwh全て買電した場合は、21936円となり、2月の実際の買電量201Kwh=8682円との差額13254円が効果額となります。
10年間の固定買取価格は1Kwh当たり42円と、非常に良い条件でしたが2023年3月からの買取価格は8.8円と1/5に激減してしまいます。2月の売電量80Kwh×8.8円=704円と合わせて約1.4万円の効果額ということになりました。
季節により、この効果額は変動する訳ですが、仮に毎月この効果額が年間平均とした場合は、16.8万円、10年間で168万円の効果が期待できます。やはりソーラパネルの投資回収が終了していてば、蓄電池の回収も約10年という試算が成り立ちそうです。
エアコンを使用しない春・秋は消費電力量が減り、夏の猛暑でエアコンを使用する場合に、蓄電池の充電量がどうなるかなど、これから検証になりますが、ご参考になれば幸いです。
因みに、ソーラパネルが5Kwh、蓄電池容量が10Kwh程度あれば、売電量が更に減り、晴れた日は翌日朝まで蓄電池の余剰電力でほぼ自給できそうで更に効果が期待できます。仮に全て自給できたとすると、月平均400Kwh=1.73万円、年間20.8万円、10年間で208万円の効果が期待できます。
仮にソーラパネルと蓄電池同時設置で初期費用300万円と仮定すると約15年で回収できる試算が成り立ちますが、実際には曇りの日の買電や初期費用も増える可能性があり、設置業者のシミュレーションを参考に投資回収時期は別途試算する必要があります。
ご参考:6月に値上げ申請されている東電の新電気料金表
従量電灯B(40A)の新料金での電気料金試算①501Kwh買電の場合 基本料金:1144円+~120Kwh×34.84円+~(300Kwh-120Kwh)×41.44円+(501Kwh-300Kwh)×45.53円=21936円
②201Kwh買電の場合 基本料金:1144円+~120Kwh×34.84円+~(201Kwh-120Kwh)×41.44円=8682円
③年平均400Kwh消費の場合 基本料金:1144円+~120Kwh×34.84円+~(300Kwh-120Kwh)×41.44円+(400Kwh-300Kwh)×45.53円=1733円
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