10年固定買取期間が終了するため、蓄電池に余剰電力を貯めて自家消費する検討をしており、10年間でソーラパネルの費用回収できたのか検証してみました。
蓄電池の価格は期待した程下がっていないため、電池寿命10年とするとまず費用回収は期待できず、ソーラパネルと合わせて検討するためです。
設置したソーラパネルはSHARPの「ND-170AA」という型番の多結晶パネル15枚で、パワーコンディショナーは「JHーS1C2P」という型番のものです。
切妻屋根の南面約30度に載せており、障害物もなく設置条件はかなり良い状態です。15年保証で契約していますが、発電開始以来、故障はまったく有りませんでした。
SHARPのソーラパネルの場合「WEBモニタリングサービス」というネットワーク経由で発電状況をメーカ側でモニタリングするサービスが付帯しています。
保証期間内で異常があれば、保守もサービスとなるようですが、10年間で一度も問題なしで追加の費用は一切掛りませんでした。
「WEBモニタリングサービス」は専用モニターの他、PCで発電状況他の内容を確認することが出来、データのダウンロードも可能です。
今回は売電量と自家消費量を合わせて、未設置の場合と比較してどの程度の電力料金の節約が出来たのかダウンロードしたデータを基に検証しました。
2013年2月に発電開始ですので、2022年8月~2013年1月のデータは昨年の同月分と同じと仮定して10年間のデータとしました。
10年間の売電総額が約72.4万円(17232.6KW×売電単価42円/KW)、自家消費総額が37.6万円(15050.6KW×買電平均単価25円で計算)で約110万円でした。
設置費用130万円に対して110万円の効果という結果となり、11年目以降の自家消費分を電気料金高騰分を勘案して年間4万円とすると、あと5年(発電開始から15年)で回収ということになりました。
これに、蓄電池で売電分の電力量を全て自家消費できると仮定すると、買電単価30円想定で10年間で約52万円の効果額、ソーラパネル自家消費分5年(10年間-未回収分5年)で20万、合計72万円の効果が期待できます。
蓄電池の寿命を15年として計算すると、蓄電池の自家消費分が76万円、ソーラパネル自家消費分が40万円で合計116万円の効果額となり、蓄電池の購入価格120万円位までなら回収出来そうという結果です。
やはり、ソーラパネルや蓄電池の費用対効果はギリギリという結果ですが、停電時のバックアップなどの保険と考えると安心に対する投資ということになりそうです。
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