2023年8月21日月曜日

猛暑の中、家庭用蓄電池導入6か月後レビュー

10年前に導入した2.5KwhのソーラパネルのFIT固定買取期間の終了直前となりましたが、6.5Kwhの家庭用蓄電池を設置して約6か月経過しました。 前回3か月の稼働レビューで、夏季のエアコン使用前でしたので、猛暑の中どの程度、電気代節約になるのか2月~7月分の発電、買電、売電量他を6月に改訂された新電料金プランで確認しましたのでご参考になれば幸いです。
朝から気温30度を超える日も多く、就寝までエアコンを連続使用することが多くなり、エアコンの複数台使用で日中でも使用電力が2Kwh程度となることが多く、電力消費量が発電量を上回ることが多くなり、蓄電池が満充電になることが少なくなっています。 

ソーラパネルのみ設置の場合は、日中の発電時の買電量を抑えて、余剰電力を全て売電することになりますが、蓄電池があると日中の余剰電力を蓄電池に貯めて、夕方以降の夜間電力を自己消費することが出来るのですが、夏季は蓄電池のメリットが生かし切れていない状況です。 

ちなみに、我が家は4人家族で、電気・ガス併用しているので、オール電化向け料金プランではなく、深夜の電気料金も日中と変わらないため深夜の蓄電池充電は行っていません。築30年の木造2×4工法の2階建てで、断熱・気密性能は最新の住宅よりかなり低く、エアコンは各部屋に設置している状況です。 

2月5日~8月15日の半年間で、暖房・冷房使用(エアコンとガスファンヒーターの併用)を含むため、6か月の消費電力量は3115Kwhと多めで発電量2143Kwhですので自給率は約68%です。売電量は蓄電池導入の効果で、312Kwhに抑えられていますが、消費電力が多めのため、買電量は1284Kwhと消費電力量の41%程度ですので、59%を自己消費できた計算になります。 

契約している電力料金プランは東電の従量電灯B(40A)プランで、6月に値上げされている新電気料金に換算すると、全て買電した場合は、121680円となります。実際の買電量49326円との差額72354円が効果額となります。 

10年間の固定買取価格は1Kwh当たり42円と、非常に良い条件でしたが2023年3月からの買取価格は8.6円と1/5に激減してしまいます。 6か月の売電量312Kwh×8.6円=3683円と合わせて月当たり約1.27万円の効果額ということになりました。 

季節により、この効果額は変動する訳ですが、仮に毎月この効果額が年間平均とした場合は、15.2万円、10年間で152万円の効果が期待できます。 ソーラパネルの投資回収が終了していてば、蓄電池の回収は約11年という試算が成り立ちそうです。 

エアコンを使用しない春・秋は消費電力量が減り、年間を通じて蓄電池の充電量がどうなるかなど、これから検証になりますが、ご参考になれば幸いです。

従量電灯B(40A)の新料金での電気料金試算 
 ①月平均519Kwh買電の場合 基本料金:1181円+~120Kwh×30.00円+~(300Kwh-120Kwh)×36.60円+(427Kwh-300Kwh)×40.69円=20280円  
 ②月平均214Kwh買電の場合 基本料金:1181円+~120Kwh×30.00円+~(214Kwh-120Kwh)×36.60円=8221円
                                                  

猛暑の中、家庭用蓄電池導入6か月後レビュー


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