2025年7月28日月曜日

アラームが出たUPSの開放型バッテリーを300円で再生

先日、ガレージの電動シャッターのバックアップとして設置している無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power System)のバッテリーアラームが出ていました。 このUPSのバッテリーは高価な純正のシールドバッテリーから解放型の自動車用バッテリーに置換しており、バッテリーの電圧は12Vを下回っていました。 

停電時にシャッターの開閉ができるように設置しており、バッテリーアラーム状態でもスルーで商用電源は供給されており、とりあえず手動でアラームがならないようにしました。 バッテリーの状態を見ると電解液がローレベルを下回っていました。停電がなければ常に満充電状態で充放電を繰り返している分けではないので、電解液はチェックしていませんでした。 

このバッテリーは2019年7月に購入したもので丸6年経過しており、寿命とも考えられますが、UPSのバッテリーは常時、満充電状態で車載状態より使用条件は良いので、再生してみることにしました。 まずは、バッテリーの6つのセルのキャップを外して、ローレベル以下に減った電解液をバッテリー補充液で適正レベルに補充しました。
使用したバッテリー補充液は、電池工業会規格(S0404)適合の古河薬品工業のもので、Amazonで2L入りで300円で入手しました。 バッテリー本体は旧日立製の「40B19L」規格のもので現在は販売されていないようですが、5時間率容量で28Ahですので12V換算で336Whのものです。 

キャップを外した状態で内部を観察すると電極がむき出し状態になっていて、バッテリー側面に表示されているアッパーとローの間まで補充すると電極が電解液で満たされました。 この状態でバッテリー電圧は13V程度に復活していたので、再使用可能と思われますが、手持ちの充電器でメンテナンス充電して電極のサルフェーションを除去してみました。 

丸1日、メンテナンス充電しても満充電にはならず、やはりバッテリーは劣化しているようですが、電圧は13V以上を維持しており、再使用して様子を観ることにしました。 UPSに再接続してみると、問題無く満充電状態で認識して約1週間経過を観ましたがアラームがなることも無く使用上の問題はなさそうです。

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