2020年8月7日金曜日

BMW X3(F25)オートリアゲートの動作不良をDIYで修理できた

先日、愛車のBMW X3(F25)に久々に乗った時にオートリアゲートが動作しないことに気づきヒューズを調べましたが切れていませんでした。 リアゲートの開閉スイッチはカチカチ音がするので、コントロールユニットが怪しいと思いトランクルーム内の場所を探してみました。

E70型X5の場合は、リアフューズBOXのすぐ傍にありアクセスしやすい場所でしたが、この車両はこの場所には有りませんでした。 バッテリーの周辺を探しているとリヤゲート側から見てバッテリーのすぐ左側にコネクタが3つ刺さった白っぽい箱を見つけました。


動かしてみると嵌め込んであるだけのようで、上に引き上げることが出来ました。ダメ元でコネクタを外して接点復活剤を吹きかけて何度か抜き差しして、 念のため、リアゲートのキャッチャーの穴にも接点復活剤を吹きかけた所、ラッキーなことに見事オートリアゲートが復活しました。

ディーラーに持ち込んだ場合、恐らくリアゲート トランク リフト コントロール ユニット交換になり10万円超えコースとなっていたと思います。 最近のディーラー整備は怪しい部品を交換する方法をとることが多く、修理費用が高額になる傾向があるので出来る限り調べて修理するようにしています。

長い梅雨で高湿度の状態が続いていたので、湿気で接点不良?になっていたようです。欧州車の日本仕様は亜熱帯地域向けになっているようですが、 古いBMWは電装系が弱いという情報があったように電子制御が増えて複雑化している電装関係は落とし穴かも知れません。

蛇足になりますが、これから自動運転などのコンピューター制御部分がますます増えていく傾向にあり、メーカ系ディーラー以外での整備が難しくなっていくかも知れません。 個人的にはAIを利用した運転制御や電動化にはあまり興味がなく、自動ブレーキのような安全性に係る部分に留めた方が良いのではと考えています。

少し前に無人運転の電車が車止めに衝突する事故がありましたが、ソフトウエア制御が増えるとバグや電気信号の不具合はゼロにはできないものなので人命に関わるものに利用するのは 如何なものかと考えることがあります。いくら利便性の高い優れたものであっても保守や修理が複雑化して開発者以外誰も理解できない事態にもなりかねないと考えています。

古い考え方かも知れませんが自動車は自身の意思で動かせるから運転するのが楽しいと考えるので、移動の手段として自動運転化するのであれば公共交通機関を利用すればよいと思います。 DIYで弄れる部分も減っていく傾向にあり、シンプルな機械制御の昔の車に好感を持っているのですが、維持・修理費用が掛かりそうなので躊躇しています。

オートリアゲートの修理




・動画では省略していますが、リアトランクの床を上げてバッテリーカバーを開けます。
・バッテリーの左側にあるコネクターが3つ刺さった白っぽい箱を引き上げます。
・コネクターを抜いて接点復活剤を吹きかけてコネクターを何度か抜き差しします。
・念のためリアゲートキャッチャーの穴にも接点復活剤を吹きかけておきました。
・バッテリーカバーと床を元に戻して動作確認OKです。

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