エンジンオイルとフィルター交換して、エンジンルーム、足回りの納車点検を行い、純正ドラレコのマイクロSDエラーも解消し問題は無さそうです。
これまでの点検は、目視点検中心でしたので、車両ECUのソフトウェア関係のチェックを行いました。車両チェックに使用したのはBMWディラーでも使用しているISTAという診断ソフトです。
使用したISTAは3年程前にeBayでダウンロード版を2千円以下で入手したもので、2019年にリリースされたISTA-D(v4.20.1)、 ISTA-P (3.66.0.200)の他、 最新版のINPA、EDIABAS、NCS Expert、WinKFP、Toolset32 他が付属しており、ISTAの1クリックインストーラも付いていました。
ISTAはSQLiteDBという言語別のデータベースを使用しているのですが、日本語版のSQLiteDBは入手困難で、英語版のSQLiteDBファイルをコピーして書き換えたためか所どころでコンテンツが見えなかったり、エラーがでてしまう状態でした。
今回、車両入替に当たり、コーディングツールのE-SYSのバージョンアップが必要となり、海外の入手先を調べていた所、日本語版のSQLiteDBをダウンロードできるサイトを見つけたので、早速入手して正式に日本語化に成功しました。
入手した日本語版のSQLiteDBのバージョンは、4.39 .12、4.37.40、4.38.30、4.40.40の4バージョンで、手持ちのISTAより大分新しいものでしたが、本体より当たらしいDBでしたので、ISTA本体は後日バージョンアップすることにしました。
早速、日本語版SQLiteDBを使用してISTAを立ち上げると、SQLiteDBのバージョンをチェックしているようで、エラーが出てしまいました。
そこで、SQLiteDBを開いて、バージョンをISTA本体の4.20.1に合わせて書き換えて再度ISTAを起動した所うまく行き、使用可能な状態にすることが出来ました。
この状態で、車両のOBDポートにENETケーブルを接続して、ISTAを起動して車両診断した所、問題なく診断することが出来ました。
診断結果は、かなりワーニングエラーが出ていて焦りましたが、エラー消去してみたところ、ワーニングエラーは無くなり一安心です。エラー消去後、再度診断した所3つのワーニングエラーが検出され、その対処をしました。
1つ目は、バッテリー劣化のエラーでしたので、手持ちのバッテリー診断ツールで確認した所、950A規格のバッテリーで300A台の電流しか出ておらず、交換が必要との診断結果でした。因みにこれらのワーニングエラーはiDriveの車両ステータスには表示されないレベルのものです。
とりあえず、今年に入替えた手持ちのバッテリーメンテナンス充電器でメンテナンス充電をして様子を観ることにしました。使用したのはUS仕様のMXS 5.0とういモデルで、8ステップ全自動充電サイクルでメンテナンス時160Ahまで対応しており、日本仕様の寒冷地モードの代わりにAGMバッテリー専用モードが追加されているものです。
後日、再度ISTAで診断した所、バッテリー劣化のアラームは出なくなりましたが、バッテリーチェッカーでは相変わらず300A台の電流で要交換の診断でした。もう暫くメンテナンス充電をして様子を観ることにしました。
2つ目のエラーは、「S8412:ヘッドユニットConnectedDrive機能制限」というもので、恐らくコンクリートガレージ内での診断で、TCBモジュール内のSIMが通信不可で検知したエラーと思われますが、前オーナが車両売却時にディーラーで通信無効に設定した可能性があるため、ISTA内のサービス→ヘッドユニット→ConnectedDriveの更新を実行した所、エラーは検知しなくなりました。
3つ目のエラーは、「800AC5:KAFASカメラのウインドウヒータ:プラス側へのショートまたは断線」というもので、フロントウインドウ上部のレーンアシストカメラ前方の曇り止めヒーターの電源エラーで、熱線切れの場合はフロントガラス交換が必要になるもので大事ですが、診断時点ではエラー検知しておらず、バッテリー劣化が原因かもしれず、様子見としました。
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