2023年12月4日月曜日

BMW X3(G01)カスタム②アンビエントライトDIYレトロフィット(ドア内部配線・完成編)

愛車のBMW X3(G01)のG型からプラットフォームが7、5、3シリーズのFRモデル共通になったようで、内装も共通部品化や統一感が進んで前モデルに比べて2段階位高品質な感じなり、満足しています。 

内装の唯一の不満点としては、メーカオプション装備のハイライン・パッケージやセレクト・パッケージは装着されており、ほぼフルオプションなのですが、アンビエント・ライトが非装着なことです。 

このアンビエント・ライトはハイライン・パッケージ装着車に約5万円で選択できるメーカオプションで、ディラーで後付けはできないオプションです。色変更が出来ない普通のLEDも装着されていません。 前モデルでも明るさ控え目なアンバー系のLEDは装着されていたので、夜間にドアが真っ暗な状態には違和感があり、なんとか後付けできないものかとネットを調べてみました。 

純正部品を集めると10万円を超え、ショップに施工までお願いすると30万円程度かかることが分かり、断念しかけていた所、しAliexpressで2.5万円程度でG01用のキットが販売されているのを見つけました。 みんカラで、このキットを装着して、iDriveでのコントロールもできたとの記事も見つけることが出来たので、思い切ってAliexpressの11.11セールで送料込みで1.9万円で購入しまた。 

前回、動作確認の為、ECUをiDriveコントローラのコネクタに割り込ませて、E-SYSでアンビエントライトオプションコードの「4UR」をVOに追加して、「BDC_BODY2」と「HU_NBT2」を初期化コードしました。 このコーディングでiDriveの車両設定→ライト→インテリアライトに色変更他の操作項目が表示され、ECUのコネクタにフットライト用のLEDを接続してみた所、無事点灯し、色変更や明るさ変更、夜間減光、アンビエントライトOFFの操作も問題なく動作することが確認できました。
グローブボックス下にECUを設置する前提で、助手席ドアのコネクタを外して、コネクタの空きピンにキット付属のハーネスのピンを差し込みます。足元のドア側パネルを外すとドアコネクターにアクセスできました。 後席ドアも同様に、センターピラーのパネルをずらして狭いながらなんとか手を入れてコネクターにアクセスできたので、前席ドア同様に空きピンにハーネスのピンを差し込みました。 

問題は運転席のドアで、足元にヒューズボックスやECUが鎮座しており、取り外し出来ないか観察したのですが多くの配線コネクターが配置されており電装系を壊す恐れがあり、コネクターを外すことは断念しました。 キット付属のハーネスのピンを、ドアの中に通すためにコネクターの蛇腹を外して中に通すことが出来たので、後でドアパネルを外してからこのピンにドア用のハーネスを接続することにしました。念の為防水テープでむき出しのハーネス部分を保護しておきました。 

ここまで、配線したら、前後4か所のフットライトを接続して点灯させることが出来ました。取り付けは標準のフットライトを残したまま、前席側は両面テープで固定し、後席側はシート下のハーネスにタイラップで固定しました。 

付属のグローブボックス上のアンビエントライトは、左ハンドル用のガイドを切断加工してグルーガンで固定しました。少々荒業ですが装着すれば加工部分は見えず、オリジナルのパネルの加工無しですので良しとしました。 

後は、ドア内部の取り付けですが、ドア内張の取っ手部分を内張剥がしで抉って外し、固定しているT20トルクスネジ2本とドア下部の2本(リアドアは1本)を外してから、下側から順に手前に引いて内張りを外します。 配線コネクターとドアロックのワイヤーを外して、内張を摘出します。

内張の裏側を観察すると、アンビエントライトのLEDバーを固定する部分がドア内張にプラスチックの融着で固定されています。 この部分をベルトサンダーで削って、アンビエントライトのLEDバーを固定する部分を摘出します。上側のLEDバーを固定する爪にもご丁寧にプラスチックが融着されているので、ラジオペンチで爪を折らないように削り落とします。 

上側はLEDバーを固定する部品をこの爪に嵌めて、外れないようにグルーガンで固定します。LEDバーをこの部品の爪に掛けて固定し、LED発光部品に接続します。LEDバーの長さが余ったので、1cm弱カットしました。 下側は、純正状態で固定する爪にLEDバーをはめ込むだけで、LED発光部品に差し込んでから下側をグルーガンで固定しました。

ドアポケット内のLEDは、純正と異なり、細いLEDテープ状になっており、ドアポケットの後ろ側に穴を開けて通しました。 

ドア内部の配線ハーネスを設置済のコネクターに繋ぐために、内張を剥がした状態のドアのスピーカーを固定しているプラスチックパネルの周囲のT30トルクスネジを外して、白いプラスチックのネジを90度日左に回転させます。 この状態でスピーカーを固定しているプラスチックパネルを少し浮かせることが出来たので、ドア前部のコネクターの蛇腹を外した穴へドア内部の配線ハーネスの雌ピン部分を通します。 

通した雌ピンを、雄側とハーネスの色が合うようにコネクターに差し込んでコネクターとスピーカーを固定しているプラスチックパネルを元に戻します。この状態で、ドア内張のLED発光部のコネクターを配線ハーネスのコネクターに刺して、点灯確認しました。 問題なく、LEDが発光することを確認できたので、ドア内張を元に戻します。

運転席側はコネクター経由を断念したので、ハーネスの雌ピンを雄ピンに直接差し込んで、1本ずつ絶縁テープを巻いてからテサテープで保護しておきました。 この作業で丸2日、ドア2枚で1日掛かりました。室内側の配線と動作確認を合わせて、のべ5日、20時間以上の作業時間が掛かりましたが、無事レトロフィット完成です。めでたしめでたし。 

 因みにドアポケット内部の細いLEDテープは、明るすぎだった為、適当な明るさになるようにテサテープで発光部を隠すようにして減光しました。あと純正はセンターコンソール前部もLEDが光るようで、購入先にフットランプ用のLEDと延長ハーネスを追加で発注しました。 ECUのコネクターが一つ余っているので、フットランプ用LEDを加工して取り付ける予定ですので、到着後、施工する予定です。 

ちなみに、純正のアンビエント・ライトはハイライン・パッケージオプションとの組み合わせになっているので恐らくドア内部の形状がハイライン・パッケージ装着車でないと適合しないようです。 また、G型から変更されたパネルを固定するクリップ破損しやすいとの情報があり、Aliexpressで別途購入したクリップの到着後に施工したのですが、ドアクリップは従来の形状のものでした。

BMW X3(G01)カスタム②アンビエントライトDIYレトロフィット(動作確認・配線編)


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